命を守る、最前線
南東北病院の救急救命科で働く救命救急士は、緊急時に患者さんの命を守る最前線に立つプロフェッショナルです。24時間365日、あらゆる緊急事態に備え、迅速かつ的確な判断と処置を行っています。
法改正の背景
1990年代初頭、救急医療の量的、質的向上を目指す中で、量的に充足していると考えられた医療機関における救急医療に対し、負傷者が発生した現場から救急車等で医療機関まで搬送されるまでの間の医療提供については不足しているとの指摘があり平成3年に「救急救命士」が誕生しました。救急救命士が活躍する場は主に消防救急でした。
しかし、令和3年10月に救急救命士法が改正され、救急救命士が働く現場が「病院前」から「病院に入院するまでの間」に拡大しました。つまり病院内でも医療者として働くことが可能になり、当院でも医師・看護師のタスクシフト・タスクシェア目的に救命士の採用が始まりました。
主な業務内容
救急搬送受入
- 救急隊からのホットライン対応
- 医療機関からの紹介患者受付
初期治療
- 医師・看護師との連携治療
- 救命処置（静脈路確保、投薬等）
転院調整
- 転院調整
- 院内救急車での患者搬送
※院内救急車の活用により、消防救急での転院搬送ゼロを目指しています。
地域連携活動
- 災害派遣
- 消防との合同訓練・研修